もう一度君の笑顔を
「ねぇ、光輝」
私は、光輝の頭を撫でながら、話しかける。
「ん?」
「何かあった?」
「え?!何が?」
光輝が体を起こした。
その目は不安のそうに見える。
「だって、光輝。毎日来てくれるでしょ?」
「そりゃ、友紀が心配で・・・」
「それだけ?」
「え?」
「ホントにそれだけ?」
「何でそんなこと聞くの?」
「だって、私の知ってる光輝より、ちょっと甘えん坊というかなんというか・・・
それに、仕事人間な光輝がこんなに毎日仕事を早く終わらすなんて・・・
それが嫌だとか言ってるんじゃないよ?
でも、何かあったんじゃないかって・・・」
事故以来ずっと気になっていた。
光輝の様子がおかしい事。
元々、仕事が忙しい私たちは、付き合ってからも、1週間に1度くらいしか会えなかった。
同じ会社なのに、『あんた達、淡白すぎ』と梨花に呆れられたけど、私はそれでも良かった。
会えば、光輝は優しくしてくれるし・・・
それなのに、そんな光輝がこの忙しい時期に毎日お見舞いに来てくれるなんて・・・
それに、来てから帰るまでの間、ずっと手をつないでいるのも違和感がある。
光輝はどちらかと言うと、クールであまりベタベタするタイプじゃなかったはずだ。
今の光輝は、甘い。そして、いつもどこか不安げだ。
「光輝、何か悩みでもあるんじゃない?
私じゃ、力になれない?」
光輝の手をギュッと握った。
ジッとこっちを見ていた光輝は、俯いてしまった。
私は、光輝の頭を撫でながら、話しかける。
「ん?」
「何かあった?」
「え?!何が?」
光輝が体を起こした。
その目は不安のそうに見える。
「だって、光輝。毎日来てくれるでしょ?」
「そりゃ、友紀が心配で・・・」
「それだけ?」
「え?」
「ホントにそれだけ?」
「何でそんなこと聞くの?」
「だって、私の知ってる光輝より、ちょっと甘えん坊というかなんというか・・・
それに、仕事人間な光輝がこんなに毎日仕事を早く終わらすなんて・・・
それが嫌だとか言ってるんじゃないよ?
でも、何かあったんじゃないかって・・・」
事故以来ずっと気になっていた。
光輝の様子がおかしい事。
元々、仕事が忙しい私たちは、付き合ってからも、1週間に1度くらいしか会えなかった。
同じ会社なのに、『あんた達、淡白すぎ』と梨花に呆れられたけど、私はそれでも良かった。
会えば、光輝は優しくしてくれるし・・・
それなのに、そんな光輝がこの忙しい時期に毎日お見舞いに来てくれるなんて・・・
それに、来てから帰るまでの間、ずっと手をつないでいるのも違和感がある。
光輝はどちらかと言うと、クールであまりベタベタするタイプじゃなかったはずだ。
今の光輝は、甘い。そして、いつもどこか不安げだ。
「光輝、何か悩みでもあるんじゃない?
私じゃ、力になれない?」
光輝の手をギュッと握った。
ジッとこっちを見ていた光輝は、俯いてしまった。