甘々年上彼氏に溺愛されて




「えっ、ほんと?」


こちらに振り返り嬉しそうにしている。



「ほんと」


「あっ、でも...」


急にキョロキョロして挙動不審になってる。



「あのね、出掛けるよりも家で、葵くんと一緒にいたい」



「......それどういう意味かわかってる?」



「えっと、......どういう意味?」


可愛らしく首を傾げる。



「おいで」



手を引っ張ってソファーに連れていき押し倒すと驚いた顔をする紫乃。


俺はその上にまたがり、紫乃の髪を触る。



「葵くん......」



ちょっと恥ずかしそうに呼び目をつぶる。



きっとキスしてほしいのかと思ったがちょっと苛めたくなった。



「目ぇつぶって何期待してんの?」


< 11 / 18 >

この作品をシェア

pagetop