甘々年上彼氏に溺愛されて
じっと見ているのに気づいたのか葵くんがパソコンの画面から目を離しこちらに視線を向けてきた。
「さっきからずっと見てるけど俺に見惚れてたの?」
やっぱりずっと見てたのバレてたらしい。
「そ、そうだよ。ダメだった?」
見惚れない人はいないと思うけど。
「可愛いことするね」
眼鏡を外して私が座ってるソファーまで来ると私の前で膝をついて顔を覗いてくる。
「何、そんなに寂しかったの?」
どうやら、葵くんはわかってたようだ。
だったら少しくらいかまってくれてもいいのに。
ちょっと口を尖らせてみる。
すると、
「ごめん、ちょっと意地悪した」
葵くんは悪戯な笑顔で言う。