甘々年上彼氏に溺愛されて
「葵くん、この雑誌借りるね」
最近俺ん家に来るのが日課になっている紫乃。
今日だってそうだが来るんだったら一言いえば迎えにくらい行くのに。
チラッと紫乃を見るとソファーで雑誌を見ている。
声をかけようと思ったが今やっている課題を早く終わらせてからゆっくりしようと思いパソコンに目を向けた。
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「はぁー。終わった」
そっと眼鏡を置くと伸びをして部屋を見回した。
が、......紫乃がいない。どこいったんだよ。
そう思い部屋、キッチン、トイレ、お風呂と部屋全体を探したがいない...。
てことはこの家にはいないということだ。
ほんの少し目を離しただけなのにこれだから出掛けたときは目が離せないんだよな。