年下犬系男子は狼系男子でした
圭斗が離れるとしばらくの間見つめあっていた。
先に沈黙をやぶったのは圭斗。
「そんな目で見るなよ。離したくなくなる。」
「だって…好きだから。大好きだから。」
私の言葉に被さるように突然ガタガタと台所のドアの方から音がした。
「はぁ。」
圭斗は溜め息をつきながらドアを勢いよく開ける。
ドアをあけた瞬間雪崩のように圭斗ママの夏奈(カナ)さん圭斗パパの龍(リュウ)さん、それにうちのママとパパが出てきた。