年下犬系男子は狼系男子でした

栗色のサラサラな髪を揺らし片耳だけきらりと光るピアス。
すっと通った鼻筋にアーモンド型の目。

その瞳に見つめられたら天使のような笑顔を見たら女子はたちまちメロメロ。
本人は自覚してないけどね。

「今来たばかりだよ。」

にこりと笑顔で返事するとほっとしたような顔になる。

「良かった。じゃあ帰ろうか。」

そう言って歩き出す私達は周りからみたらカップルに見えるのだろうか。

「けーちゃん、うちの高校の制服姿。様になってきたんじゃない ? 」
< 3 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop