年下犬系男子は狼系男子でした

初めは正体不明のこの気持ちに戸惑った。
けれど徐々に理解した。

この気持ちが…恋だということを。

恋だと気がついてからは辛かった。

あーちゃんはまるで弟のように俺を扱うから。

「けーちゃんしっかり食べてるの ? 」

「風邪引かないようにね。」

それでも…弟としてでも傍にいられるだけ嬉しかった。
あーちゃんの笑顔を見るだけで俺は満足だったから。
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