年下犬系男子は狼系男子でした
だけど高校生になったけーちゃんは大人の色気というか…。
カッコ良さダダ漏れで一緒にいるとドキドキしてしまう。
私の心臓の音伝わってないといいけど。
「そういえば、けーちゃん聞いてよ。今日数学の時間にさ。」
私が宿題を忘れて怒られた話を面白可笑しく話すとけーちゃんは優しく頷きながら聞いてくれる。
「それは大変だったね。宿題やらないあーちゃんも悪いけど。」
クスクス言うから私はちょっとむっとして言い返す。