年下犬系男子は狼系男子でした
好きな子が苦しむ姿を見て喜ぶほど意地悪ではない。
あーちゃんから荷物をさり気なさを装い受け取る。
俺の家に着くとあーちゃんは台所と直行。
後をついて行くと突然振り向かれる。
「けーちゃんは料理できるまで立ち入り禁止ね。」
一瞬迷ったけど、出来るまでのお楽しみっていうのもいいかなと考える。
「わかったよ。じゃあテレビ観てるから。」
台所のすぐ隣にあるリビングへと行きテレビをつける。