Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
「なぁ、花音。
俺ら、いつになったら元に戻れるのかな」
快晴の街中を花音と二人で歩く。
今朝は一段と冷え込んで、スカートの俺は膝がじんじんして仕方がない。
冬でもこんなモノを履かなきゃならない女子って大変だよな。
「さぁねぇ。わかんない。
世界中の図書館を探しても、そんな方法が書かれた本なんてないだろうし。
ネットで探しても、多分ないよねぇ?」
「……。まぁ、ないだろうな」
「あーあ。私、海司のまま大人になっていくのかなあ…。
今はまだ2年生だからいいけど、受験とかどうしたらいいの?
海司はどこの大学行くつもりだったの?」
「俺?俺は技術職希望だから、やっぱ理系の大学狙ってたよ」
「り、理系?」
「う…ん」
「ごめん。私無理だわ」
「んなこたーわかってるよ。いいよ。もうあきらめてるし」
「え、そうなの…?」
「花音の姿のまま行ってもいいけど、お前の成績を急激に上げることになるしな。
周りの反応を考えたら、それはちょっと面倒くさいし。
もし大学に行ってから元に戻っちまったら、お前が苦労するだろ?
だから、もういいよ。どうでも…」
「海司…」
いいんだ、もう。
この姿のままじゃ、思い通りになんか出来ない。
あーあ。
俺、バチが当たったのかな。
勉強ができねーヤツとか、運動神経悪いヤツのこと、顔には出さねーけど心のどこかでバカにしていたから…。
努力しないヤツが悪いんだって…。
俺ら、いつになったら元に戻れるのかな」
快晴の街中を花音と二人で歩く。
今朝は一段と冷え込んで、スカートの俺は膝がじんじんして仕方がない。
冬でもこんなモノを履かなきゃならない女子って大変だよな。
「さぁねぇ。わかんない。
世界中の図書館を探しても、そんな方法が書かれた本なんてないだろうし。
ネットで探しても、多分ないよねぇ?」
「……。まぁ、ないだろうな」
「あーあ。私、海司のまま大人になっていくのかなあ…。
今はまだ2年生だからいいけど、受験とかどうしたらいいの?
海司はどこの大学行くつもりだったの?」
「俺?俺は技術職希望だから、やっぱ理系の大学狙ってたよ」
「り、理系?」
「う…ん」
「ごめん。私無理だわ」
「んなこたーわかってるよ。いいよ。もうあきらめてるし」
「え、そうなの…?」
「花音の姿のまま行ってもいいけど、お前の成績を急激に上げることになるしな。
周りの反応を考えたら、それはちょっと面倒くさいし。
もし大学に行ってから元に戻っちまったら、お前が苦労するだろ?
だから、もういいよ。どうでも…」
「海司…」
いいんだ、もう。
この姿のままじゃ、思い通りになんか出来ない。
あーあ。
俺、バチが当たったのかな。
勉強ができねーヤツとか、運動神経悪いヤツのこと、顔には出さねーけど心のどこかでバカにしていたから…。
努力しないヤツが悪いんだって…。