Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
「さて、俺らも仕事を再開するか」


「そうだね」


「さっきのライン引きの続きな」


俺がそう言うと、花音はゴロゴロとラインを引き始めた。


それにしても、ひでぇ。


なんでこうもねじれる?


「あーもういいよ!ここは俺がやるから。

お前は洗濯しておけよ」


「わかった」


コクンと頷いて、花音は洗濯機がある場所へと走って行った。


ライン引きを終えた俺は、洗濯をしているであろう花音の元へと足を運んだ。


が、その直後。


あり得ない光景に目を疑った。


「なんなんだよ、これ…」


辺り一面に溢れている泡、泡、泡。


その中でオロオロとうろたえている花音。


「海司ー、どうしよう。排水溝から泡がどんどん泡が溢れて来るのよー」


「お前、どんだけ洗剤を入れたんだよ!」


「このスプーンに山盛り3杯?いや、5杯かな?」


「なんでそんなに入れたんだよ!」


「だって洗濯物がものすごく汚れてるから、洗剤が多い方が落ちると思って」


「あーーー!もう!!!」


ったく、これだから花音は。


ほんと、手がかかる。
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