Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
こうして俺は、マネージャー補佐として花音と一緒にマネージャーの仕事をすることになった。


この状況に、他の部活の連中やマネージャー達は驚いていたけど。


俺にいたっては別に普通だった。


それまで毎日のように部活に出ていたからかもしれない。


「気が付けば、クリスマスも終わっちゃってたねー」


部活帰りに、突然花音が言った。


「今年はサッカー部で集まらなかったなあ。

去年はみんなでボウリングに行ったりしたんだけど、俺そういうのちょっと苦手で…。

クリスマスだからって、部員に声掛けしなかったんだ」


恵介はみんなでバカ騒ぎするのが、ちょっと苦手なんだよな。


だからこそ、俺と仲が良いんだけど。


「花音は今年は、女子で集まらなかったのか?」


確か去年は、家に友達を大勢呼んで騒いでなかったか?


隣の部屋だから、丸聞こえだった。


「うん。部活もあったし、なんかそれどころじゃなくて。

気が付けば、クリスマスが終わってたの」


まぁ、そうだよな。


恵介との距離感や慣れないマネージャーの仕事で、クリスマスどころじゃなかっただろうな。
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