Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
「じゃあさ、今から三人でクリスマスやり直さない?」


突然、恵介が立ち止まって言った。


「やり直すって、もう12月28日だぞ。

クリスマスって気分でもなくね?」


「まぁ、それは建前っていうか。

たまには遊びに行ったりしない?3人で」


恵介の言葉に、俺と花音がビックリして目を見開いた。


「お前、騒ぐの苦手なんじゃないのかよ」


「それはそうなんだけど。海司と美倉さんとならいいかなって思うんだ。

気の合うふたりとなら、何をしたってきっと楽しい」


恵介は無邪気に笑った。


『気が合うって…、私の姿になった海司のことだよね…?』


花音が小声で言った。


『まぁ、そうだろうな』


俺と恵介は、もともと仲が良いから。


『なんか複雑なんだけど…』


『もうどうしようもねーことだろ?これから気を合わすしかないだろ』


『どうやって?』


『知るかよ!』


「ちょっとおふたりさん。何をブツブツ言ってるんだよ。

これから遊びに行くの?行かないの?」


「「行くっ!」」


なんか奇妙な展開だったけど。


俺達は3人で遊びに行くことになった。
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