Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
恋愛……?


俺が花音に……?


「あ、あり得ない…。

アイツはただのお隣さんなだけ。

まぁ唯一話せる、気楽な女友達だよ」


俺がそう言うと、恵介は「そうか」と言って笑った。


なんで急にそんな質問をするんだろう。


ワケがわからない。


「良かった。

俺…、海司と恋敵なんてイヤだからさ」


「は?」


今、なんつった?


恋がどうとか…。


「恵介。お前、まさか……」


「うん…。俺…美倉さんのこと、好きかもしれないんだ」


「えぇぇっ!」


恵介が花音を?


学年でトップ3に入るくらいモテるお前が、あの平凡でなんのとりえもない花音を?


「ちょっ、待てよ。

話しやすいだけだろ?それで恋愛対象って、早まり過ぎじゃねぇの?」


恵介は俺が花音と入れ替わったから、中身の俺に親しみを感じていただけなんだ。


それを恋心と勘違いしちゃっただけなんじゃないのか?


「う、ん…。最初はね、話しやすい子だなって思ってたんだけど。

最近、ちょっと違うんだよね。

マネージャーの仕事をうまく出来ないところとか。

部員みんなに優しいところとか、笑った顔とか。

そういう今までとは違う一面を見ていたら、なんか急に気になり始めちゃって…」


「え……」
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