Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
そ、それは…。
俺に対してじゃない。
素の花音に対して言ってるんだ。
「夏くらいから、美倉さん急に可愛くなったしね。
実はちょっと気になってたんだ。
でも、やっぱり中身かな?
表裏がないし、優しくて性格も良いから女の子の友達が多いよね。
さっきの歌声も、不器用だけど一生懸命で。
守ってあげたいって言うか、なんか可愛くてしょうがない感じ」
「うっ」
なに、そのはにかんだ顔。
こんな恵介は初めて見る気がする。
マジで花音のこと、気になってるんだ。
「告白とかは、まだするつもりはないんだ。
部員とマネージャーが付き合うのは、俺は基本良くないと思ってるから。
でも、海司だけには知っておいて欲しくて。
海司は俺のこと…応援してくれるよね?」
そう言って、曇りのない澄んだ瞳で俺を見つめる恵介。
花音は、ずっとお前に憧れてたんだ。
一年の頃からずっと。
だから、お前が告白さえすれば、すぐに両思いになると思うよ。
一番の親友と、俺が唯一話せる女子。
この二人が付き合うことに、反論の余地なんてどこにもない。
「あぁ…」
俺がそう答えると、恵介は嬉しそうに笑った。
だけどなぜか。
喉の奥で、何かが引っかかっているような気がしていた。
俺に対してじゃない。
素の花音に対して言ってるんだ。
「夏くらいから、美倉さん急に可愛くなったしね。
実はちょっと気になってたんだ。
でも、やっぱり中身かな?
表裏がないし、優しくて性格も良いから女の子の友達が多いよね。
さっきの歌声も、不器用だけど一生懸命で。
守ってあげたいって言うか、なんか可愛くてしょうがない感じ」
「うっ」
なに、そのはにかんだ顔。
こんな恵介は初めて見る気がする。
マジで花音のこと、気になってるんだ。
「告白とかは、まだするつもりはないんだ。
部員とマネージャーが付き合うのは、俺は基本良くないと思ってるから。
でも、海司だけには知っておいて欲しくて。
海司は俺のこと…応援してくれるよね?」
そう言って、曇りのない澄んだ瞳で俺を見つめる恵介。
花音は、ずっとお前に憧れてたんだ。
一年の頃からずっと。
だから、お前が告白さえすれば、すぐに両思いになると思うよ。
一番の親友と、俺が唯一話せる女子。
この二人が付き合うことに、反論の余地なんてどこにもない。
「あぁ…」
俺がそう答えると、恵介は嬉しそうに笑った。
だけどなぜか。
喉の奥で、何かが引っかかっているような気がしていた。