Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
「この前はありがとう。楽しかったね」
にっこり笑う佐野君。
「こちらこそ、誘ってくれてありがとう」
なんか、ちょっと照れ臭いな。
なんだか落ち着かなくて、下を向いていたその時。
「おーい、海司」
突然大きな声を出す佐野君に、ドキッと心臓が跳ねた。
「おう、恵介」
佐野君に返事をしながら歩いて来る海司のことを、私はチラリと見上げた。
「初詣で会った時、ビックリしたよ。
海司が美倉さん以外の女の子とふたりでいるところなんて、初めて見たから」
「別に…。同じクラスだし、会えば話くらいするだろう?」
海司は淡々と言った。
「まぁ、それもそうだね。海司退院してから、女子と話すようになったもんね」
「そんな話はいいから、早く練習に行けよ」
「ん、そうする。じゃあまた後で」
爽やかに言うと、佐野君は部員の待つグランドへと走って行ってしまった。
海司と急にふたりきりになって、私はちょっとドキドキしていた。
「ねぇ、海司。今朝何時に家を出たの?」
いつもは一緒に学校に行くのに、会えなかった。
「あぁ。俺、ばあちゃん家から直接来たんだ。始発に乗ったから、今朝はむっちゃ早起きした」
「そうなんだ」
だから、会えなかったんだ。
まぁ、別にいいんだけど。
にっこり笑う佐野君。
「こちらこそ、誘ってくれてありがとう」
なんか、ちょっと照れ臭いな。
なんだか落ち着かなくて、下を向いていたその時。
「おーい、海司」
突然大きな声を出す佐野君に、ドキッと心臓が跳ねた。
「おう、恵介」
佐野君に返事をしながら歩いて来る海司のことを、私はチラリと見上げた。
「初詣で会った時、ビックリしたよ。
海司が美倉さん以外の女の子とふたりでいるところなんて、初めて見たから」
「別に…。同じクラスだし、会えば話くらいするだろう?」
海司は淡々と言った。
「まぁ、それもそうだね。海司退院してから、女子と話すようになったもんね」
「そんな話はいいから、早く練習に行けよ」
「ん、そうする。じゃあまた後で」
爽やかに言うと、佐野君は部員の待つグランドへと走って行ってしまった。
海司と急にふたりきりになって、私はちょっとドキドキしていた。
「ねぇ、海司。今朝何時に家を出たの?」
いつもは一緒に学校に行くのに、会えなかった。
「あぁ。俺、ばあちゃん家から直接来たんだ。始発に乗ったから、今朝はむっちゃ早起きした」
「そうなんだ」
だから、会えなかったんだ。
まぁ、別にいいんだけど。