Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
恵介の言葉に、机にかけていた肘がズルリと落ちた。
恵介って案外鈍いのな。
花音は、お前のことがずっと好きだったっていうのに。
「大丈夫だって。学年でトップ3に入るほどモテるお前が告白して、落ちない女なんかいないって」
「そ、そうかなあ……」
「そうだよー」
恵介は普段からものすごくモテているのに、自分の恋愛となると臆病になるんだな。
「そういう海司だって、実は自分がモテてるって知ってた?」
「は?」
俺がモテる?
あぁ…、それは中身が花音だった頃の俺のことだろう?
「海司がマネージャーの補佐で部活に出てた時さ、陸上部の女の子達が騒いでた。
すっごいカッコイイって。
なんか、オーラがすごいんだってさ」
「オーラ?」
オーラって何?
「多分だけど、芸能人みたいな感じなんじゃない?」
「なんだ?それ」
「クラスの女子だって、海司のことチラチラ見てるよ」
「それは、俺の隣にいる恵介を見てるんじゃないのか?」
「違うよ。海司だよ!」
まじで?
俺、もう中身が花音じゃないのに?
「じゃあ俺も本気になったら、彼女が作れるのかな?」
17年間、彼女なしだけど。
「海司が本気になれば、速攻で作れるよ」
恵介はにんまりと笑った。
恵介って案外鈍いのな。
花音は、お前のことがずっと好きだったっていうのに。
「大丈夫だって。学年でトップ3に入るほどモテるお前が告白して、落ちない女なんかいないって」
「そ、そうかなあ……」
「そうだよー」
恵介は普段からものすごくモテているのに、自分の恋愛となると臆病になるんだな。
「そういう海司だって、実は自分がモテてるって知ってた?」
「は?」
俺がモテる?
あぁ…、それは中身が花音だった頃の俺のことだろう?
「海司がマネージャーの補佐で部活に出てた時さ、陸上部の女の子達が騒いでた。
すっごいカッコイイって。
なんか、オーラがすごいんだってさ」
「オーラ?」
オーラって何?
「多分だけど、芸能人みたいな感じなんじゃない?」
「なんだ?それ」
「クラスの女子だって、海司のことチラチラ見てるよ」
「それは、俺の隣にいる恵介を見てるんじゃないのか?」
「違うよ。海司だよ!」
まじで?
俺、もう中身が花音じゃないのに?
「じゃあ俺も本気になったら、彼女が作れるのかな?」
17年間、彼女なしだけど。
「海司が本気になれば、速攻で作れるよ」
恵介はにんまりと笑った。