Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
わ…。
わわ……。
一気に熱くなる私の頬。
恵介君と手を繋ぐの、初めてだ。
「なんか緊張するね」
「う、うん…」
手を繋いだまま、バシャバシャとスワンを漕ぐ私達。
特に会話もなくて。
ドキドキが半端じゃなかった。
気が付けばスワンは、乗り場から一番遠いところに来ていて。
目の前には小さな橋がかかっていた。
「行き止まりになっちゃったね。バックで漕がないと」
うまく方向転換できるのかな?
足に力を入れて、後ろ向きにスワンを漕ごうとしたその時。
「花音ちゃん」
恵介君に呼ばれた。
ん?と彼の方を向いたら、恵介君が身体を傾けて。
スッと私に顔を近づけていた。
え…?
こ、これってまさか。
このままキスされる?
どうしていいかわからずに固まっていたその時。
恵介君の肩の向こうに、海司の姿が見えた。
海司は一人で橋の上を歩いていて。
キョロキョロと何かを探しているようだ。
その海司の視線が私達が乗っているスワンに移動して。
私と目が合った直後。
海司はピタリとその足を止めた。
わわ……。
一気に熱くなる私の頬。
恵介君と手を繋ぐの、初めてだ。
「なんか緊張するね」
「う、うん…」
手を繋いだまま、バシャバシャとスワンを漕ぐ私達。
特に会話もなくて。
ドキドキが半端じゃなかった。
気が付けばスワンは、乗り場から一番遠いところに来ていて。
目の前には小さな橋がかかっていた。
「行き止まりになっちゃったね。バックで漕がないと」
うまく方向転換できるのかな?
足に力を入れて、後ろ向きにスワンを漕ごうとしたその時。
「花音ちゃん」
恵介君に呼ばれた。
ん?と彼の方を向いたら、恵介君が身体を傾けて。
スッと私に顔を近づけていた。
え…?
こ、これってまさか。
このままキスされる?
どうしていいかわからずに固まっていたその時。
恵介君の肩の向こうに、海司の姿が見えた。
海司は一人で橋の上を歩いていて。
キョロキョロと何かを探しているようだ。
その海司の視線が私達が乗っているスワンに移動して。
私と目が合った直後。
海司はピタリとその足を止めた。