Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
衝撃だった。


海司の口から出て来たのは、何の偽りもない真実の言葉だった。


真っ直ぐな思いをぶつけてくれたこと。


それはすごく嬉しいけれど。


でも、私は…。


「海司の気持ちはよくわかったよ。

でも私は、恵介君とは別れないよ…」


どんなに言い寄られたとしても、イエスと言ってあげることは出来ない。


「それでもいい。俺はお前が好きだから」


「だから、そんなこと言われても困るの。

私は、海司とはお隣さんのままでいい。

ずっと仲良しの友達がいいの……」


毎日一緒に学校に通っていた、あの頃の私達に戻りたい。


「仲のいい隣人でいるなんて、もう無理だ。

だって俺は、お前が女にしか見えないから。

同じ部屋にふたりきりでいたらお前に触れたいし、全部手に入れたくなる」


「やめてよ」


そんな熱い瞳で、そんなこと言わないで。


恥ずかしくて、どうにかなりそう。


「本当に脈はないのか…?」


「な、ないよ。そんなのない」


「じゃあどうして昨日。

佐久間に優しくしたら、あんなふうに怒ったんだよ…」


「え……?」


ドクンと、心臓が大きく揺れた。


「お前も…、嫉妬したんじゃないのか…?」
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