Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
一時中断していた試合は、両チームとも他の選手に交代して続行された。
救急車には、代表で引率に来ていた部員の保護者が乗り込んで行った。
結局、試合は2-0で負けてしまった。
海司が救急車で運ばれたことで、部員達が動揺したのかもしれない。
私は試合が終わるまで、気が気じゃなかった。
「花音ちゃん、病院に行こう!」
「うん」
着替えを済ませた私と恵介君は、海司が運ばれた病院へとバスに乗って向かった。
海司が運ばれた病院は、以前私が入院していたあの総合病院だった。
走って海司のいる病室へ行くと、海司のお父さんとお母さんが廊下に出ていた。
「おじさんっ、おばさんっ」
「あっ、花音ちゃん」
「海司の様子はどうですか?」
私は息を切らしながら尋ねた。
おじさんとおばさんはお互いに顔を見合わせると、はぁと長い息を吐いた。
「それがね…、海司…目を覚まさないのよ」
「え?」
「どうしよう。この前と同じ状態だわ。
またあの時みたいに、あの子が目を覚ますのをずっと待たないといけないの…?」
そう言うと海司のお母さんは、涙を流してその場にしゃがみ込んでしまった。
救急車には、代表で引率に来ていた部員の保護者が乗り込んで行った。
結局、試合は2-0で負けてしまった。
海司が救急車で運ばれたことで、部員達が動揺したのかもしれない。
私は試合が終わるまで、気が気じゃなかった。
「花音ちゃん、病院に行こう!」
「うん」
着替えを済ませた私と恵介君は、海司が運ばれた病院へとバスに乗って向かった。
海司が運ばれた病院は、以前私が入院していたあの総合病院だった。
走って海司のいる病室へ行くと、海司のお父さんとお母さんが廊下に出ていた。
「おじさんっ、おばさんっ」
「あっ、花音ちゃん」
「海司の様子はどうですか?」
私は息を切らしながら尋ねた。
おじさんとおばさんはお互いに顔を見合わせると、はぁと長い息を吐いた。
「それがね…、海司…目を覚まさないのよ」
「え?」
「どうしよう。この前と同じ状態だわ。
またあの時みたいに、あの子が目を覚ますのをずっと待たないといけないの…?」
そう言うと海司のお母さんは、涙を流してその場にしゃがみ込んでしまった。