Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
恵介君とはバス停で別れて、私はその足で病院へ向かった。
海司に会いたくて、もう居ても立ってもいられなかったからだ。
コンコンとドアをノックして、病室へと入る。
すると、おじさんもおばさんも美空さんもいなくて。
海司が一人、ベッドで眠っていた。
私は、ベッドの横にあった椅子に腰を下ろした。
海司は相変わらず目を閉じていて。
目を覚ます気配はなかった。
「海司……」
私は海司の左手を、両手でそっと包み込んだ。
「あったかい…」
海司、こんなにあったかいのに。
ちゃんと息だってしているのに。
どうして眠ったままなの?
もう目を覚まさないだなんて、信じられない。
「ねぇ、海司。
このままずっと目を覚まさないつもりなの?
身体は生きているのに、心をどこに置いてきちゃったの?
お願いだから、ここに戻って来てよ。
お願いだから、目を開けて!
私…、海司に伝えたいことが、山のようにあるの」
やっと。
やっとわかったんだもの。
自分の本当の気持ちに。
海司に会いたくて、もう居ても立ってもいられなかったからだ。
コンコンとドアをノックして、病室へと入る。
すると、おじさんもおばさんも美空さんもいなくて。
海司が一人、ベッドで眠っていた。
私は、ベッドの横にあった椅子に腰を下ろした。
海司は相変わらず目を閉じていて。
目を覚ます気配はなかった。
「海司……」
私は海司の左手を、両手でそっと包み込んだ。
「あったかい…」
海司、こんなにあったかいのに。
ちゃんと息だってしているのに。
どうして眠ったままなの?
もう目を覚まさないだなんて、信じられない。
「ねぇ、海司。
このままずっと目を覚まさないつもりなの?
身体は生きているのに、心をどこに置いてきちゃったの?
お願いだから、ここに戻って来てよ。
お願いだから、目を開けて!
私…、海司に伝えたいことが、山のようにあるの」
やっと。
やっとわかったんだもの。
自分の本当の気持ちに。