Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
次の授業は体育館でバスケ。
これまた苦手な授業だ…。
体育館の半分を男子が使い、半分を女子が使っている。
次、コートに入る番だ。
いやだー。
胃が痛いよー。
ピッと笛が鳴って、ゲームがスタートする。
ビュンビュン行き交うボールに戸惑ってしまう。
さすが男子だよね。
スピードがハンパない。
「立花っ」
クラスメートの男子のパスが、私にビュンと飛んで来た。
「うわっ」
手を伸ばしてみるけれど、そのボールを取れない私。
「えっ?」
目を見開いてビックリしている男子。
それもそのはず。
海司は驚くほど、運動神経がいいんだもの。
「ごめんな。退院したばっかりで、まだ本調子じゃないんだろ?パス回してごめんな」
その男の子が申し訳なさそうに眉を曲げる。
なんだろ。
この気の遣われ感。
なんだか落ち着かない……。
「うっ!」
さむっ。
また悪寒が走る。
恐る恐る女子のコートを見てみれば。
今にも人を刺してしまいそうなほど、すごい形相の海司。
だって…。
だってだってー。
体育苦手なんだもの。
しょうがないじゃないのよー。
これまた苦手な授業だ…。
体育館の半分を男子が使い、半分を女子が使っている。
次、コートに入る番だ。
いやだー。
胃が痛いよー。
ピッと笛が鳴って、ゲームがスタートする。
ビュンビュン行き交うボールに戸惑ってしまう。
さすが男子だよね。
スピードがハンパない。
「立花っ」
クラスメートの男子のパスが、私にビュンと飛んで来た。
「うわっ」
手を伸ばしてみるけれど、そのボールを取れない私。
「えっ?」
目を見開いてビックリしている男子。
それもそのはず。
海司は驚くほど、運動神経がいいんだもの。
「ごめんな。退院したばっかりで、まだ本調子じゃないんだろ?パス回してごめんな」
その男の子が申し訳なさそうに眉を曲げる。
なんだろ。
この気の遣われ感。
なんだか落ち着かない……。
「うっ!」
さむっ。
また悪寒が走る。
恐る恐る女子のコートを見てみれば。
今にも人を刺してしまいそうなほど、すごい形相の海司。
だって…。
だってだってー。
体育苦手なんだもの。
しょうがないじゃないのよー。