Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
次の休憩時間。


私が海司に呼び出されたのは言うまでもない。


「お前さー。何考えてんだよ」


腕組みをして、私を睨む海司。


「何が?」


そんな怖い顔しなくてもいいでしょうに。


「なに女子の輪に入りに行ってんだよっ」


「だって、佐野君が話してることの半分もわからないんだもの。なんだかつまらなくて」


「だからってなー。俺のキャラにないことをすんじゃねぇよ」


眉を吊り上げる海司。


「頭は悪いし、スポーツは出来ない。
その上、女子とあんなゲラゲラ笑ってたら、俺のキャラ崩壊じゃねぇか!」


うー。


言いたい事はわかるけど……。


「でも、海司だって女の子と一緒にいてつまらなそうだったじゃん。

佐野君と話せる方が楽しいでしょ?」


「……そりゃまぁそうだけどよ」


「そんなに気にする事ないんじゃない?
その方がよっぽど違和感ないわよ」


「お前、軽いな」


「えー、そうかなあ」


「そうだよ」
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