Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
「えっ?母さんが?」


翌日、私は昨日の薬の事を海司に話した。


「いや、そんな薬俺は一度も見たことはない」


海司は、知らなかったんだ。


「あ、考えられることは一つある」


「え?」


「俺が2ヶ月眠ってただろ?

それが心配でそうなったのかもしれない」


あ、そうか。


そうだよね。


息子が2ヶ月も意識不明じゃ、心労が絶えなかったに違いないもの。


「母さん、大丈夫かな…」


心配そうな顔の海司。


「普段明るいおばさんだけに、ちょっと心配だよね」


ひとりにしておくの、ちょっと心配かも。


「なぁ、花音。

俺の代わりに母さんの事、よく見ていてくれるか?」


「うん、もちろんだよ。学校が終わったらすぐ帰るようにするし」


「悪い。頼むな…」


海司がつらそう。


海司はお母さん思いだからなあ。

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