Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
それからの毎日。


私は学校から一目散に帰り、海司のお母さんから目を離さないようにした。


でも、そんなウツのような傾向は全く見られなかった。


それにしても…。


どうしてこの家は、いつもこんなに塵ひとつ落ちていないのだろう。


綺麗な部屋に住む心地良さを、私もこの頃は感じていたけれど。


でも、ここまで毎日きっちりしておく必要があるのかなあ。


海司はお母さん似だけど、美空さんはそこまできっちりしたタイプじゃないみたいだし。


おじさんも、そこまで神経質な感じはしない。


単に海司のお母さんが、綺麗好きなだけなのかなあ…?


「あの…、母さん」


「なあに?」


私は戸惑いながら、海司のお母さんに質問した。


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