Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
そんな衝撃的な出来事があった10月も終わり、気がつけば暦は11月になっていて。


海司のお母さんが家に戻る気配はまだない。


私は美空さんと分担して、毎日家事をこなす日々を過ごした。


海司のお母さんがいなくなると、この家は次第に私の家のようになっていった。


海司のお父さんと美空さんはそんなに神経質でもないみたいで、多少散らかっていても、おかまいなしのようだった。


海司がいたら、こんな状態は絶対許さないだろうけど、今家にいるのは私だからどうしようもない。


私は海司の姿のまま、海司のお母さんがいない家を守ることに専念した。


そんなある日のことだった。


海司のお父さんが、暗い顔で帰って来た。


「おかえり。

どうしたの?顔色悪いけど」


おじさんの表情がおかしい。


どうして、こんなに暗いんだろう。


「海司…。落ち着いて聞いて」


「え…?」


「母さんが……。








離婚したいって……」

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