いつのまにか。


「そか、おめでとう」
その男は優奈にそう言うと、
部屋の鍵を閉めて
走って階段を降りていった

なんか、よくわかんない人だなぁ
と優奈は思いながら、
その男の背中を見送っていた

  あっ、私も行かなきゃ…

優奈はふと我に返り、
階段を降りて自転車に乗ると
学校までの道を進み始めた



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