生まれ変わっても会いたいです
近くに行くと、
僕より少し小さいくらいの
子供だということが分かった

なんで、
こんなところでうずくまってんだよっ


僕はそのうずくまってる人を無理矢理掴んで歩道へ倒れ込んだ


馬車は暗くて前が見えなかったのか
僕のすぐ後ろを颯爽と
過ぎていった


無事だったが、緊張がとけたら
汗がどっと出た


「....レオ?....レオ!レオ!!レオ!!!」


その後から騒がしすぎるくらい
僕を呼ぶ兄さんが来た


「兄さん、大丈夫だから。うるさい」

「お、おお、そうか....

って、人だったのかい!?」


兄さんは僕が抱え込んでいる子供を
まじまじと見つめた
< 7 / 21 >

この作品をシェア

pagetop