あなたに恋して4年。




叩かれる覚悟をしていたのに痛くない


「光希…」



「ごめん…光希、光希を叩こうとしてないのに…」



「俺、手をあげる女1番嫌いだから」


光希はしいなの頬を撫でて謝っていた



「光希…より戻そう?私さ頑張るから」




しいなが光希の袖を引っ張っていた



光希も俯いている


「より戻すとか考えられないから。光希は柚樹じゃなくてしいなが大好きなの。私でもなくて、柚樹でもない。たった1人のしいなが大好きなの!守りたいの!自分の隣にいて欲しいのがしいななの」




柚樹は教室に帰った



「ごめん…余計なこと言っちゃって」




「ありがとっ…ごめんね。私騙してたのに…ごめんね…ごめんね」


しいなは私を抱きしめた



「もういいの!私も新しい恋をしないと!!」


弱気を吐くと今にも泣き崩れてしまいそうだから…



「私は…弱くないから大丈夫だよ!」


我慢…

我慢…
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