あなたに恋して4年。
次は凛大が屋上に連れてってくれた
「誰も居なーい!!」
「文化祭のときは立ち入り禁止だからね。めっちゃ、広く感じるしょ?」
「うん!めっちゃ居心地良いね!」
振り向こうとしたら凛大が抱きしめてきた
「どうした?」
「冬馬となにやってたの?」
きっと冬馬先輩が教室から出ていったのを見ていたんだ…
「な、なにもないよ」
「あんな状態で何もないわけないだろ」
「言いたくないの…」
「俺にさ、言って?」
「絶対さ、引かない?」
凛大はまた強く抱きしめた
「冬馬先輩に始めてを取られちゃった」
「俺が全部受け止めるよ」
受け止める……
「凛大が?」
「俺、ずっと前から唯のことが好きだったよ。光希を好きだった唯も…冬馬とヤッた唯も…全部好きだよ」
「でも…」
「俺と付き合ってくれる?」
「でも…凛大が可哀想だよ」
凛大が抱きしめてたのを離して向き合った
「俺いったじゃん!光希を好きだった唯も好きだよ?って。これからは俺だけを見てくれれば良い。で、カップルらしいことこれからいっぱいしよ?唯の相手…俺が初めてじゃないのは嫌だけど…それは事故だから。好きじゃないやつとヤっても意味ないから…」
「うん…」
「俺とさ…高校生活楽しも?ね?」
「うん…でも一つ約束して?」
「なに?」
「いきなり離れないで…」
凛大が強く強く抱きしめてくれて
「これだけ好きだったのに離れるわけないだろ…」
2人はしばらく抱き合ったまま…
花火はなった
「凛大…空見て!花火だよ」
屋上で花火を2人で見た