同じ願いで


次の日も、その次の日も学校を休んだ。



モデルの仕事は続けていたものの、祐が隣にいてくれない寂しさで押しつぶされそうになった。




心にぽっかりと穴があいたみたい。



祐がいないと…



あれから、何度か祐から電話があったけど全部無視した。



祐の声を聞いたら私がダメになってしまう。



自分で決めたこと。



そう言い聞かせて、電話がなり止むのをずっと待っていた。




何日かすると、電話はもう来なくなった。



祐もやっと、諦めてくれたのかな…。



でも、私はずるい。



諦めてほしいのに、そうでない自分がいる。



本当、わがままだよね…



この思い、どうしたらいいの⁇
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