同じ願いで
次の日、目がさめるとまた朝ごはんができていた。
「萌音、おはよう。」
そういって微笑むお母さん。
「おはよう」
そう言うと、着替えてご飯を食べた。
それからお母さんと沢山喋りながら帰る準備をした。
田中さんが来るまでのんびりとした時間を過ごした。
田中さんが来ると、お母さんは私を抱きしめてきた。
「また、いつでも来ていいからね⁇今度は天音も一緒においで。」
それだけ言って、お母さんはにっこり笑った。
「うん‼︎ありがとう。また来るね、お母さん。」
「またね」
「うん。」
そういって田中さんの車に乗り空港に向かった。