同じ願いで



っていうか、もう2月4日か…




あと少ししたら、祐も亜子も慎也も、みんな卒業なんだね…




森ちゃんにも久しぶりに会いたいな。




潤くんは今何をしているんだろう⁇





今でも考えることがある。





私のした行動は正しかったのかって。





それが正確にわかるときはくるのかな。





あ、久しぶりに天音に電話しようかな…





ー♪




『もしもしー‼︎萌音⁇』




「天音〜、久しぶりだね‼︎」




『やっぱ沖縄暑いねぇ〜♪』




えっ⁉︎




「天音、こっちに来てるの⁇」





『そうそう〜。お母さんに迎えに来てって言ったんだけど、遅くないかな⁇』






お母さん、迎えに行く約束でもしてたの…⁇





「今、家で私の片付け手伝ってくれてるよ…⁇」





『えええぇ⁉︎嘘でしょ、お母さん‼︎』






天音、声が大きいよ…




鼓膜破れちゃう〜




「あのね、天音。双子の女の子が生まれました♪」





『マジで⁉︎まだお母さん、家でてないなら萌音も一緒に来てよ‼︎』





一気にテンションが高くなった天音。





なんだか笑ってしまうよね。




「じゃあ、いまから行くからね〜。ばいばい」





そう言って電話を切った。




それにしても、お母さん…




「お母さん、今から天音のお迎え行こ〜よ‼︎天音、待ってるって」






私がお母さんにそう言うと、思い出したようで急いで準備を始めた。





「も〜、お母さんったら」




呆れながらも、機嫌のよかった咲華を抱っこして、咲華用の毛布を持って車に乗った。





「咲華も連れて行くの⁇」




「うん。天音がすぐに会いたいって」





「え‼︎じゃあ、俺と舞音の2人⁇」





私とお母さんの話を聞いてびっくりする杉ちゃん。





「杉ちゃんだって、子育てしたことあるから大丈夫でしょ⁇」





まあ、ちょっとおっちょこちょいな杉ちゃん。





少し心配だけど大丈夫だよね





「いってくるね‼︎」





強制的に舞音のお世話をしてもらうことにした。





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