同じ願いで

幸せの意味



祐は私の家に泊まり、次の日から1週間、私と子供達は東京に行った。






ずっと祐と行動してから、もちろんメディアに取り上げられた。





そこで、私たちは付き合っていることを報告した。





まあ、大事にはなったけど悪いことは起きなかった





そして私は1番最初に、私を育ててくれた親のところに行った。





その日はそこに泊まって、楽しくて幸せな時を過ごした。





もちろん、咲華と舞音もお父さんとお母さんからモテモテだった。




次の日から、前住んでいたマンションに行った。





私の知り合いが、誰がいつでも使えるようにって、週に2回ほど掃除してくれていたらしい。





ほんとうに、感謝しかない。





そのマンションで過ごしていると高校時代を思い出した。





亜子と慎也と潤くんが家に来てくれて、遊んだりもした。





そこでも子供達はモテモテ。





結局、3人は3日くらい泊まっていた。




ついでに、祐も家はすぐ近くなのに私の家に泊まっていた。





「この5人、なつかしいね…」





ポツリと呟くと、亜子が泣き出した。





「私…萌音がいなくなって、北海道に行ったの。事故にあって、記憶をなくしたの…あのとき東京に来なかったら、ずっと萌音とも会えなかった…」







記憶を…なくした…⁇





亜子、そんなことがあったの…⁇





私、こんなときに何してたんだろ。





「萌音とまた会えてよかった…」





私も…よかったよ…




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