同じ願いで


祐にもメールしておいたら、すぐに帰ってきてしまった。





「まだかかるって〜。心配しなくても大丈夫だったのに!」






まだ、8時だから仕事は終わらないはず…




「仕事は!?」




「あぁ、終わらせてきた」




え…?




終わらせてきたって、そんなすぐに終わるような仕事だったんだ。





「いたっ…」





ソファにうずくまる私をみて、オロオロする祐と天音。





咲華と舞音は他人事のように歯磨きをしている。





はーっ…



痛かった。




「祐…子供達寝かせて?私も寝るから」





だって、お産が始まったら寝れないもんね〜





痛みがおさまったから、私はヨロヨロとベッドに移動して寝た。





入院の準備もしてるし、大丈夫だよね。





早く寝ないと、後がきついから寝よーっと。




祐、任せてごめんね。




おやすみなさーい


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