同じ願いで
ちょうど、ご飯ができた頃に祐たちが帰ってきた。
二人とも、祐みたいに横を刈り上げて線も入れてる。
ザ 不良って感じになっちゃった。
祐はそこまでないけど、大輝と一輝はやばいね。
でも、二人とも気に入ってるみたいだし。
「ご飯食べるよ〜」
私がそう言うと、みんながテーブルにやってきた。
今日の夜ご飯は、鍋と唐揚げ。
寧々にはミルクをあげたから、隼人と杏菜にご飯を小さくして食べさせてあげる。
杏菜は祐に、隼人は咲華に食べさせてもらっていた。
咲華は下の子の面倒をよく見てくれるから助かる。
舞音は…
うーん。
仕事一筋って感じ。
ご飯を食べ終わり片付けていると、なんと天音がやってきた。
「どうしたのー?」
「いや、大輝と一輝に会いに行く!って言いだしたから来ちゃった」
天音がいきなり訪問してくるのなんて何回もあるからもう慣れたよ。
そして、あれから天音はどうしたかというと…
彼氏と話し合いをして、産むことを許してくれたらしい。
今はシングルマザーだけど、一ヶ月に一回ほど会っていて、そのお父さんもデレデレらしい。
結婚しない理由はわかんないけど、今はとても充実してるらしい。