同じ願いで
「萌音っ‼︎」
私の名前を呼ぶ声がした方を向くと、そこには親友の 櫻田 亜子(サクラダアコ)がいた。
「亜子〜っ。今まで1人だったから寂しかったよ〜‼︎」
「萌音の家が近かったら良かったのにね。」
クールに言い放つ亜子は、私より背が小さいくせに大人だ。
まあ、亜子も人並みにはある。
っていうか、普通の人より大きいかも。
ただ、私がでかいだけ…。
いつも背の順は一番最後。
それにも慣れたんだけどねっ
「萌音、クラス見にいこ‼︎」
「うんっ」
亜子と同じクラスがいいな~っ。