同じ願いで
その光景を見てすぐに、トイレに向かった。
でも私は意外と冷静だった。
今のは何だったの…⁇
見た感じだと、亜子の目が赤くなっていた。
亜子が祐に告白したのかな…
亜子って祐のこと好きだったんだ…
色んな考えが浮かんでくる。
なんで、亜子は私に言ってくれなかったんだろう。
そんなに、亜子に信用されてないのかな…
そんな事考えているうちに、涙がポロポロ溢れ出てきた。
亜子が祐の事を好きになっていたからじゃない。
自分の事しか頭になくて、亜子の気持ちに気付いてあげれなかった自分が悲しかった。
今までずっと一緒だった亜子の気持ちもわかってやれない自分に悔しくなった。
亜子が祐の事を好きなら、私は祐の事を好きになったらダメなんだ。
私は、大切な親友の恋を応援する。
だから、祐を好きだと思わないようにちょっと距離をおいとこうかな…
とりあえずは、いつも通り接しとこうかな…。