同じ願いで

「辛かったな。」



話を最後までいい終わると、慎也が頭をぽんぽんしながら言ってくれた。



「これからはなんでも俺に相談してこい‼︎」



「う、うん…⁇」



「なんで疑問系なんだよ。」


そんなこと言いながらも少し照れているのか慎也の顔はほんのり赤かった。




「俺な~、亜子が好きなんだ~。」



かるーい感じで話し出した慎也。



前々から亜子のこと好きだって気付いてた。



だからさっきの話は言うか戸惑った。


でも、言わないと私の心がもたなかった。


私が弱いせいで、慎也も傷ついたよね…



慎也、ごめんね…



「あ、今ごめんね って思ったろ⁇ぜんぜん気にすんなって‼︎」



そう言って顔の前でピースサインをした。



「うん…」



とりあえず、慎也に話せて少しは気が楽になったかな。




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