同じ願いで
「なんだかんだ、萌音たちもラブラブだよねー。」
放課後になり、亜子が私の机にやってきた。
と思ったら、イキナリそんなことを言い出したのだ。
「そうかな~⁇」
「授業中、手繋いでたでしょ。」
まあ、繋いでたけど…。
「亜子たちほどじゃないでしょ。」
「いーや、私たちと並んでるね。」
亜子は自分たちがラブラブだってことを自覚してるみたい。
「まあ、そうかもねっ。それより亜子。アイス食べに行こ‼︎」
「アイスね~…太る。」
亜子だってスタイルいいのに…
ってか、背が高いわりに体重軽すぎだよね…⁇
「太ってないからいいの。慎也も行こ⁇ね⁇」
「え~⁇俺も、太っちゃう~。」
慎也も誘ってみるけど、こいつはダメだ。
ほんとにキモいよ⁇
「祐、行こ~⁇」
「あぁ。」
祐って、ほんっとにクールって言うか、静かっていうか…
まあ、かっこいいしね♪
結局、私は祐にデレデレだったみたい。