同じ願いで

最近は祐の家にお泊まりすることが多くなった。



今日もその予定。



っていうか、祐の家が私の二つ目の家 って感じ。



2人とも一人暮らしだし、口出しするような人は誰もいないから気兼ねなくお互いの家を行き来している。



っていっても、ほぼ私が祐の家に行ってるんだけどね。




「萌音。今日はかわいいね。」


家に着くなりそんなことを言ってき祐。



「髪の毛とか化粧も全く違うから⁇」



そう言って笑った。


すると祐はイキナリ真顔になった。


「その笑顔、反則だから。」


そして、私に濃厚なキスをしてきた。



「祐っ…」


祐のキスは止まる気配がなく、さすがに息切れしてきた。




肩を精一杯の力で押すと、やっとやめてくれた。



「嫌だった⁇」


答えなんて知ってるくせに、私に聞いてくる祐。



「…嫌じゃない…けどっ。」



「けど⁇」



「祐、激しすぎっ。」



ゴメンね。と言いまた私にキスをしだした。



それはどんどんエスカレートしていった。



「萌音、初めて…⁇」



そう言われ、首を横に振った。



「そっか。萌音の初めての相手、憎む。」


なんて言って、私たちは一つになった。
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