同じ願いで


そして、早いもので明日はもう2学期最後の日。



もうこのクラスで過ごすのも、あと少しなんだよね…



そう考えると、寂しくなった。



クラスで特別思い出があるわけじゃないけど…


やっぱり祐と出会った場所、亜子と同じクラスになれたこと、慎也や潤くんと仲良くなれたこと。



そんなことがあったから、私は少しだけ寂しくなった。



「暗い顔しすぎ。なんかあった⁇」



隣の席から祐が話しかけてきた。


実は私たち、ずっと隣の席なの。


先生が配置を決めるんだけど、毎回隣にしてくれる。



そして、当たり前のように前の席は亜子と慎也。



私たち、ビビられすぎて孤立してないかな⁇



私たちが話しかけたらすぐ静かになるし、私と祐が学級委員だからか知らないけど、学級会のときなんかは静かすぎる。



私たち、そんなに悪くないのに…



でもまあ、席が近くて仲良くできてるし、いいんだよね⁇



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