同じ願いで


しばらくすると、周りが騒がしくなったので部屋から出てみると、ばったり祐と敦己くんに会った。



「終わったの⁇」



「あと1本だけ。」



「一緒に帰ろうね⁇」


「あぁ。」



祐と会話をして、祐は私のおデコにキスをして行ってしまった。



それを隣から見ていた美希と敦己くん。



「ラブラブだね♪」



隣からそんな声が聞こえた。



「そうかな~⁇」


なんて言うけど、ラブラブだと思う。


自分で。




祐の方を見ると、敦己くんからおちょくられていた。




ほんと、人前であんなことするからだよ~。



そしてまた、メイク室に戻って美希と話し始めた。



お互いの過去の事も話した。



私の過去を聞いて、辛かったね って言ってくれた。



美希の過去は特に悪いことはなかったみたい。



ただ、小さい頃から敦己くんと一緒にいたらしいんだけど、敦己くんが小さい頃からモテすぎて嫌だったらしい。




可愛い嫉妬だね。



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