同じ願いで


キスをやめて、チラッと美希たちの方を見ると、美希が真っ赤な顔をしていた。




この流れは、キスするな。



そう思っていると触れるだけの短いキスをした。



「どこ見てんの。」



そう祐に言われて指さすと、祐は微笑んだ。




「あいつ、さっきまでキスしたいって言ってたんだよ。」



耳元でボソっと言った祐はそのままの流れで私を抱きしめた。




「続きは家でな。」



そう言われて私たちはこっそり帰った。




もちろん、スタイリストさんからもらった服も忘れずに持って帰った。




帰るときには、祐が大量の服を持ってくれた。



そして、1度私の家に寄って、荷物を置いて祐の家に向かった。




「萌音、おいで。」




部屋に入るなりベッドの上から私を呼ぶ愛しの人。





そしていつものようにキスをして繋がった。







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