瞳恋
けれどそのまま従業員は喋りだした。



「あんまりこういうことに触れてはいけないと思うんですけど・・・朝からずっと居ましたよね?」



「ヘッ・・・」



その女の人は優しそうでとても私のことを気遣ってくれてたみたい。




「誰かと待ち合わせでもしてたんじゃないんですか?」



「そう…ですけど…」



これ以上言っていいのか?なんて戸惑っている様子。



「……あの・・・2時間ほど前に貴方のことを見ている方がいて…なんか迷ってたみたいなんですよね・・・」



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