監禁されることがお仕事です
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「分かった。じゃあ、掃除じゃなくて、料理に力を入れてよ。俺、雨音の手料理好きだから」
そんな彼も料理が出来る人。下手したら、私よりも上手い。そんな彼に料理を作るのは、ある種の拷問だけど。こんなにも心待ちにしている笑顔を曇らしたくはない。
「はい。何が食べたいですか?」
「ハンバーグ」
「ええ。昨日もリクエストしたじゃないですか。そんなに美味しかったので?」
「うん、美味しかった。雨音が、こねにこねて、こねまくって、夢中になるほどこね尽くしてて、うっかり入ってしまった髪の毛に気づかないほどこねたであろうハンバーグ、とっても美味しかったよ」
「かつてこれほど、『こね』を多用した人はいただろうか……」
※それはもう、嬉しそうに息絶え絶えで。