監禁されることがお仕事です

ーー

「どうにも、食い違うね。俺は家にいてもらえるだけでいいのだけど。外に出てはいけないという、俺のわがままを聞いてもらっている以上、他の負担は背負わせたくないんだよ」

ネクタイを緩める彼。
困ったように笑っていた。

「でも、ただ、待っているだけなのは。私も、新垣さんのこと好きだから、何かしたくて」

「その気持ちだけで十分だけど、そうだな。雨音がそこまで言うなら。お願いしようかな」

「え?何をですか」

「全部」

「はい?」

「とりあえず、一緒にお風呂入って、ご飯は雨音から摂取して、最後に雨音を堪能したい」

「三つとも選ぶ強者!?」


※何を摂取するのかはご想像にお任せします。

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