俺様ヤンキーと秘密の隠し事。
入学式
ピピッピピッピピッ

『…………………るせぇ』

ガシャン

『…………ん?ガシャン?え?あー!!』

はい、今奇声をあげたのはこのストーリーの主人公。
菊川璃杏。本日は、高校の入学式。

母「璃杏〜?朝ごはんできたわよー?」

『はーい!』

はい、今日もやってしまった。
まーためざまし壊しちゃった(´>∀<`)ゝ
またお母さんに殺される。
うん、黙っておこう。

母「聞こえてるわよー?璃杏ちゃーん?」

地獄耳っ!!

母「いや、全部聞こえてるわよ?」

『…………………………………(汗)』

母「次は自分で買えって言ったわよね?」

元レディースのお母様、恐ろしや。
覇気がすごい。

『は、はい』

お金(´;ω;`)

母「て、そんなことはどうでもいいのよ


(;Д;)(;Д;)なんですとー!

母「(シカト)今日から璃杏に通ってもらう高校は、ちょっと普通と違うからね?」

『???』

普通と違う?
例えば先生が魔物とか、ハンターとか?(笑)

母「どう違うかと言うと、璃杏に通ってもらう高校は、男子校なの」

『は?』

幻聴?
男子校?
男子校ってあれだよね。
男子しか入れないってゆー。
間違ってないよね?
で、私は女子。
入れないよね。
無理だよね。

母「大丈夫よ、璃杏には、男装して行ってもらうから♪」

うん、何が大丈夫なのか全然全くわからん。

大丈夫じゃないじゃん!
野郎(失礼)の中に乙女(!?)が一人だなんて!
破廉恥!!

母「だから、男装してくんじゃない」

は、また!?

母「ま、まあ、ともかく、そんなわけだから、早く準備してちょうだい?時間ないんだから」

あなたが早く喋ってればこうはなりませんでしたよ。
何故に前日とかに言わないのだ。
(´Д`)ハァ…

母「全部聞こえてるわよ?」

( ゚д゚)ハッ!

母「前日は、お母さん、いなかったじゃない。用事で」

あ、そか。

ま、いいや。
これ以上いると雷落ちそうだから、準備してこよ。
たしか、部屋に制服らしきもんがあったよーな。
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