俺様ヤンキーと秘密の隠し事。
父「トレーニングは、まず、詩音と黒雅でやってもらう。実力を見せてもらおう」

詩「よろしくね!みんなで来ていいよ?って思ったけど、実力見んなら、個別でおいでよ、誰からでもいいよ?」

葵「なら、俺から行く」

詩「へー、総長さんからか!いいよ、おいでよ」

〈透side〉

葵としー兄の戦い?が始まった。
でも、力差はあからさまだった。
しー兄は手加減している。
葵の攻撃は、当たってはいるけど、やはり、しー兄はそれを、的確に躱している。
昔からしー兄はそうだった。
相手の攻撃を見極め、的確に躱す。

しー兄のやり方。

詩「うん、いいパンチだね、でもね?そのパンチでは、仲間は守れねぇよ?」

急に口調が変わった。
組員の口調だ。
本気の口調。

〈グイッ〉

葵「え!?」

詩「ほらね?」

葵のパンチは当たった、と思ったら、瞬時にしー兄に躱された。

詩「はい、葵の負け!」

早かった。

10分だった。
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