俺様ヤンキーと秘密の隠し事。
優也side

ダメ元ですが、総長命令なので、誘うことにしましょう。

総長からは、いつも学校にいるときは、メールで指示がきます。

ま、普段は学校では、総長は、普通人を装っていますからね。

はい、あのクールな人が総長です。
あの、中川優くんですよ。

さて、総長はさておき、彼ですよ。

ま、聞くだけは聞いてみましょう。

『で、何の用かな?龍鬼さん?』

「やっぱりわかってましたか」

この方はやはり、族関係者なのでしょうか?

『そりゃ、さっき、クラスの子たちが騒いでいたからな』

ああ、今朝のあれですか。
自己紹介終わりになんか言ってましたね。

ま、世界No.2がクラスにいると、そうなりますけど。

「そうですか、ま、いいです。単刀直入に言います。龍鬼に入ってくれませんか?」

無理でしょうけど。

『断る』

「理由を聞いてもいいですか?」

それを総長に報告しなければいけないのでね。

『ああ、そうだな。理由は、関わりたくないからだ。人に、あまり』

「そう…ですか」

最後のあの悲しい顔はなんなんでしょうか。
とりあえず、総長に報告しましょう。
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